「 今週の注目5社:Zoom会議用AIアバター / AIナレッジグラフ / 空域監視センサー / ブランド向けリセールアプリ / AI栄養管理アプリ - Scrum Ventures | Scrum Studio」
一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。 1.「Zoom会議用AIアバター」Pickle カテゴリ:SaaS/AI ラウンド:Pre-Seed (NA) 主な投資家:NFX Zoom会議用のAIアバターの開発。 ユーザーは自分を撮影した5分程度のトレーニング動画をアップするだけで、36時間後にはAIが自身のデジタルクローンを作成してくれる仕組み。歩きながらや、ベットで寝転びながら、または運転中にZoom会議に参加する際でも、あたかもオフィスから参加しているように見せることができ、洗練されたプロフェッショナルな印象を与えることが可能という。Y Combinatorが主催する2025年冬のバッチにも参加する注目スタートアップ。 2024年創業、本社はサンフランシスコ。NFX等から今回調達した資金は、引き続き開発費用に活用する予定。 2.「AIナレッジグラフ」Tana カテゴリ:SaaS/ナレッジマネジメント ラウンド:Series A ($14M) 主な投資家:Tola Capital, Alliance Venture, Firstminute Capital, Lightspeed Venture Partners, Northzone AIを活用したナレッジグラフプラットフォーム。 会議中のやり取りやスマホの音声メモをリアルタイムで認識・分析し、自動的に重要なアクションをリスト化したり、情報を整理する機能を提供するナレッジマネジメントプラットフォーム。また、独自の「Supertags」機能により、非構造化データを瞬時に整理し、検索可能な情報に変換してくれるという。すでに16万人がウェイティングリストに登録している。今回の資金調達を機にステルスモードを脱却。 2020年創業、本社はカリフォルニア州パロアルト。Tola Capital等から今回調達した$14Mは、チームの拡大に活用する予定。 3.「空域監視センサー」Hidden Level カテゴリ:HW/防衛 ラウンド:Series C ($65M) 主な投資家:DFJ Growth Fund, Booz Allen Ventures, Costanoa Ventures, Founders Circle Capital, Revolution Capital, Veteran Ventures Capital, Washington Harbour Partners ドローンを検出・追跡するための空域監視センサー。 ドローンをはじめとするUAS(無人航空機システム)を検出し、正確に位置を特定するパッシブレーダーシステムおよびセンシング技術を開発する防衛テックスタートアップ。ますます小型化し、ステルス機能が強化されたドローンや航空機などをリアルタイムに検知・追跡することで国家安全保障を推進する役割が期待されている。すでに米陸軍・空軍、国防総省などと複数の契約を結んでいるという。 2018年創業、本社はニューヨーク州シラキュース。DFJ Growth Fund等から今回調達した$65Mは、製造能力およびチームの拡大に活用する予定。 4.「ブランド向けリセールアプリ」Archive カテゴリ:Commerce/ファッション ラウンド:Series B ($30M) 主な投資家:Energize Capital, Bain Capital, Capital F, Frontline Growth, G9 Ventures, Lightspeed Venture Partners, Woodline Partners ファッションブランド向けのリセールアプリ。 ファッションブランド向けにリセール(再販)プラットフォームを提供するリテールテックスタートアップ。ブランドの店頭に持ち込まれた中古品を査定し、必要に応じて修理して再販するインフラを提供することで、ブランドは新たな収益源を確保できるだけでなく、自社製品を廃棄することなくサーキュラーエコノミーを実現可能。The North FaceやNew Balanceなど、世界中で50を超えるブランドに利用されている。 2021年創業、本社はサンフランシスコ。Energize Capital等から今回調達した$30Mは、海外展開の加速および製品開発に活用する予定。 5.「AI栄養管理アプリ」Alma カテゴリ:App/ヘルスケア ラウンド:Pre-Seed ($2.9M) 主な投資家:Menlo Ventures, Anthropic AIを活用した栄養管理アプリ。 テキストによる入力や食事の写真に加え、AIアシスタントに食事内容を口頭で伝えるだけでカロリーをトラッキングできるアプリを開発するウェルビーイングスタートアップ。AIアシスタントとチャットを重ねるにつれて、ユーザーの好みや目標を学習し、パーソナライズされたレシピおよび献立を提案してくれるという。フィットネス向けのウェアラブルデバイスを開発する「Whoop」の元役員が設立したことでも注目されている。 2024年創業。Menlo Ventures等から今回調達した$2.9Mは、サービスの拡大に活用する予定。
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2025-02-19 17:10:42