「 今週の注目5社:神経認知ウェアラブルデバイス / 次世代バイオリアクター / ライブコマース / セレブ動画メッセージ / AI人感センサー - Scrum Ventures | Scrum Studio」

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。 1.「神経認知ウェアラブルデバイス」Pison カテゴリ:HW/ヘルスケア ラウンド:Unattributed VC-II (NA) 主な投資家:Samsung Ventures AIを搭載した神経認知ウェアラブルデバイス。 神経センサーが搭載された手首に装着する非侵襲型のウェアラブルデバイスを開発するヘルスケアテックスタートアップ。センサーから神経認知データを抽出し、AIを利用して解析することで、仕事や運動時の集中力、睡眠不足などの慢性疲労、ストレスや不安感、神経変性疾患などの精神状態に関する洞察を提供する。認知能力をリアルタイムに把握でき、トラックの運転手や重機オペレーターのリスク状況をリモートでコントロール可能という。マサチューセッツ工科大学からのスピンオフ。 2016年創業、本社はボストン。Samsung Ventures等から今回調達した資金は、引き続き開発費用に活用する予定。 2.「次世代バイオリアクター」Biosphere カテゴリ:Biotechnology/バイオリアクター ラウンド:Seed VC ($8.8M) 主な投資家:Lowercarbon Capital, VXI Capital, B37 Ventures, Caffeinated Capital, Founders Fund, GS Futures 次世代バイオリアクターの開発。 UV(紫外線)を利用した滅菌バイオリアクターを開発するバイオテックスタートアップ。従来の蒸気を利用した殺菌システムでは、膨大な数の配管やバルブ、ボイラー設備に加え、大量の水を使用する必要があるが、UVを用いることで10分の1のコストかつ、6倍のスピードで滅菌処理を行うことが可能という。米国防総省との契約締結も公表している。今回の資金調達によりステルスモードから脱却。 2024年創業、本社はカリフォルニア州オークランド。Lowercarbon Capital等から今回調達した$8.8Mは、引き続き開発費用およびチームの拡大に活用する予定。 3.「ライブコマース」Whatnot カテゴリ:Commerce/EC ラウンド:Series E ($265M) 主な投資家:Avra, DST Global, Greycroft, Andreessen Horowitz, Bond, CapitalG, Durable Capital Partners, Lightspeed Venture Partners, Y Combinator コレクターズアイテムを中心としたライブコマースマーケットプレイス。 フィギュアやポケモン・スポーツカード、スニーカー等のコレクターズアイテムをライブ配信しながら販売・オークションができるマーケットプレイス。詐欺防止やプレミア価値を担保するために出品者・出品物は事前に鑑定される仕組み。すでに漫画やビデオゲームなどにカテゴリーを拡大しており、今後はアートやゴルフ、レコードなどにも拡大予定という。今回の資金調達によるバリュエーションは50億ドル。 2019年創業、本社はロサンゼルス。Greycroft等から今回調達した$265Mは、海外展開の加速に活用する予定。 4.「セレブ動画メッセージ」Cameo カテゴリ:Marketplace/エンタメ ラウンド:Series C-IV ($2.9M) 主な投資家:Kleiner Perkins ファン向けのセレブ動画メッセージプラットフォーム。 俳優などの芸能人やスポーツ選手、ミュージシャンなどの有名人にパーソナライズされたビデオメッセージをリクエストできるプラットフォーム。友達や家族の記念日・誕生日などのプレゼントとしてこれまで利用者を拡大してきた。直近では参加資格をクリエイターにも拡大し、クリエイターがファンと直接繋がることで新たな収益源を確保できるファンコネクションアプリとしての機能も提供している。 2017年創業、本社はシカゴ。Kleiner Perkins等から今回調達した$2.9Mは、サービスの拡大に活用する予定。 5.「AI人感センサー」Butlr カテゴリ:HW/センサー ラウンド:Series B-II ($4.25M) 主な投資家:Foundry AIを活用した人感センサーの開発。 人の体温を検知してオフィスなどの占有率や利用時間をリアルタイムで把握できるモニタリングプラットフォームを開発するスタートアップ。「Heatic」と呼ばれる人感センサーはワイヤレスで持ち運びができ、壁や天井にわずか数分で設置することが可能。体温を利用した低解像度データのためプライバシーも守ることができる。オフィスの効率的な利用だけでなく、介護施設における転倒や徘徊などへの対応にも利用されている。MIT Media Labからのスピンオフ。 2019年創業、本社はカリフォルニア州バーリンゲーム。Foundry等から今回調達した$4.25Mは、サービスの拡大に活用する予定。

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。 1.「神経認知ウェアラブルデバイス」Pison カテゴリ:HW/ヘルスケア ラウンド:Unattributed VC-II (NA) 主な投資家:Samsung Ventures AIを搭載した神経認知ウェアラブルデバイス。 神経センサーが搭載された手首に装着する非侵襲型のウェアラブルデバイスを開発するヘルスケアテックスタートアップ。センサーから神経認知データを抽出し、AIを利用して解析することで、仕事や運動時の集中力、睡眠不足などの慢性疲労、ストレスや不安感、神経変性疾患などの精神状態に関する洞察を提供する。認知能力をリアルタイムに把握でき、トラックの運転手や重機オペレーターのリスク状況をリモートでコントロール可能という。マサチューセッツ工科大学からのスピンオフ。 2016年創業、本社はボストン。Samsung Ventures等から今回調達した資金は、引き続き開発費用に活用する予定。 2.「次世代バイオリアクター」Biosphere カテゴリ:Biotechnology/バイオリアクター ラウンド:Seed VC ($8.8M) 主な投資家:Lowercarbon Capital, VXI Capital, B37 Ventures, Caffeinated Capital, Founders Fund, GS Futures 次世代バイオリアクターの開発。 UV(紫外線)を利用した滅菌バイオリアクターを開発するバイオテックスタートアップ。従来の蒸気を利用した殺菌システムでは、膨大な数の配管やバルブ、ボイラー設備に加え、大量の水を使用する必要があるが、UVを用いることで10分の1のコストかつ、6倍のスピードで滅菌処理を行うことが可能という。米国防総省との契約締結も公表している。今回の資金調達によりステルスモードから脱却。 2024年創業、本社はカリフォルニア州オークランド。Lowercarbon Capital等から今回調達した$8.8Mは、引き続き開発費用およびチームの拡大に活用する予定。 3.「ライブコマース」Whatnot カテゴリ:Commerce/EC ラウンド:Series E ($265M) 主な投資家:Avra, DST Global, Greycroft, Andreessen Horowitz, Bond, CapitalG, Durable Capital Partners, Lightspeed Venture Partners, Y Combinator コレクターズアイテムを中心としたライブコマースマーケットプレイス。 フィギュアやポケモン・スポーツカード、スニーカー等のコレクターズアイテムをライブ配信しながら販売・オークションができるマーケットプレイス。詐欺防止やプレミア価値を担保するために出品者・出品物は事前に鑑定される仕組み。すでに漫画やビデオゲームなどにカテゴリーを拡大しており、今後はアートやゴルフ、レコードなどにも拡大予定という。今回の資金調達によるバリュエーションは50億ドル。 2019年創業、本社はロサンゼルス。Greycroft等から今回調達した$265Mは、海外展開の加速に活用する予定。 4.「セレブ動画メッセージ」Cameo カテゴリ:Marketplace/エンタメ ラウンド:Series C-IV ($2.9M) 主な投資家:Kleiner Perkins ファン向けのセレブ動画メッセージプラットフォーム。 俳優などの芸能人やスポーツ選手、ミュージシャンなどの有名人にパーソナライズされたビデオメッセージをリクエストできるプラットフォーム。友達や家族の記念日・誕生日などのプレゼントとしてこれまで利用者を拡大してきた。直近では参加資格をクリエイターにも拡大し、クリエイターがファンと直接繋がることで新たな収益源を確保できるファンコネクションアプリとしての機能も提供している。 2017年創業、本社はシカゴ。Kleiner Perkins等から今回調達した$2.9Mは、サービスの拡大に活用する予定。 5.「AI人感センサー」Butlr カテゴリ:HW/センサー ラウンド:Series B-II ($4.25M) 主な投資家:Foundry AIを活用した人感センサーの開発。 人の体温を検知してオフィスなどの占有率や利用時間をリアルタイムで把握できるモニタリングプラットフォームを開発するスタートアップ。「Heatic」と呼ばれる人感センサーはワイヤレスで持ち運びができ、壁や天井にわずか数分で設置することが可能。体温を利用した低解像度データのためプライバシーも守ることができる。オフィスの効率的な利用だけでなく、介護施設における転倒や徘徊などへの対応にも利用されている。MIT Media Labからのスピンオフ。 2019年創業、本社はカリフォルニア州バーリンゲーム。Foundry等から今回調達した$4.25Mは、サービスの拡大に活用する予定。

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2025-01-22 11:09:00

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