「Cookpad を退職しました」

TL;DR  約 6 年間所属した Cookpad を退職した 年明けに Launchable に入社する  はじめに 2016 年に入社してから約 6 年間働いてきた Cookpad を退職することになったのでご報告。 何をやっていたか Cookpad にはインフラ部(現 技術部 SRE グループ) の Software Engineer として入社した。はじめの 1 年は海外事業のインフラ周りを主に担当しながら、広告事業、クックパッド料理教室、クックパッドベビー[1]など多くの案件に関わらせて頂いた。技術スタックや働き方が前職と全く異なっていたため最初はとても苦労した。当時の僕をオンボードしてくれたメンバーは大変だったと思う。今でもとても感謝している。 2 年目からは自分から上司に相談して海外事業に集中するためにインフラ部から海外事業部に異動した。そこからは SRE としてずっと働いてきたがプロダクト、チーム、組織が良くなることなら手当たり次第にやってきた。そのおかげもありとにかく色々な経験を積むことができた。Cookpad の海外サービスは約80カ国で展開しているため、世界中にユーザがいるからこそ発生する面白い案件にいくつも巡り会えた。一部を例に挙げると、  宗教由来のイベントに伴う長期間の高負荷への対策[2] M&A で仲間になった他社サービスのデータを既存の Production DB へ統合[3] GDPR を考慮したソフトウェア・システムの開発 AWS China をつかった中国大陸向けのシステム開発 [4]  などがある。他にも案件ではないが、多国籍のメンバー[5]との開発、時差があるメンバーとの開発、世界中にユーザがいるので深夜メンテナンスが不可能だったことは自分の今後の開発を考える上で大きな経験となった。海外事業部には約 5 年間従事していたことになるが、そのうち 3 年間は Lead Engineer としてチームの構築や戦略策定もしていた。その中で採用にも大きく関与していたため、世界中のエンジニアと採用試験をする機会にも恵まれた[6]。どのくらいのペースで履歴書が届くのか、どの程度のスキルセットのエンジニアがマーケットに多くいるのか、どのようにしたら自分が採用したいエンジニアにリーチできるのか、それに合わせてどのようにチームを構築していくのか等、多くの試行錯誤をすることで様々な知見を得ることができた。 優秀なメンバーに囲まれて、毎年新しいことに挑戦できる最高の会社だった。 退職のきっかけ 家族のライフスタイルと自分のワークスタイルが合わなくなった、これに尽きる。僕は 2020 年の SRE NEXT 直後からイギリスのオフィスで働くことになっていたが、COVID-19 を理由にそれを辞めた。その間日本から時差 9 時間あるチームと働いてきた。それでも最近までは家族のライフスタイルとマッチしていたため全然問題なかった。しかし、子供が成長すると共に家族のライフスタイルが朝型になり、夜型だった今までのワークスタイルを貫くことは困難になった。 会社はすべての業務を非同期で行うこと、チームメンバーはチームの業務時間をシフトすることなど色々な提案をしてくれた。申し出は嬉しかったけど、イギリスの組織は今後は UTC±3 hours で働けるメンバーで組織を構築していく方針がある。そんな中、日本から働くメンバーに引きづられるのはどう考えてもいびつな状態だ。Lead Engineer の role を信頼できるチームメンバーに引き継いで1年半以上経過しており、また、今年の8月に組織体制の大きな変更がありエンジニアリングにおけるリーダの新旧交代もあった。タイミングを図っていたが、自分が抜けてもチームも組織も問題ないと判断したためイギリスのチームから抜ける決断をした。加えて、僕は仕事では英語を使いたいため、日本の組織で働くことは考えず新しい挑戦をするために転職をする運びとなった。

TL;DR 約 6 年間所属した Cookpad を退職した 年明けに Launchable に入社する はじめに 2016 年に入社してから約 6 年間働いてきた Cookpad を退職することになったのでご報告。 何をやっていたか Cookpad にはインフラ部(現 技術部 SRE グループ) の Software Engineer として入社した。はじめの 1 年は海外事業のインフラ周りを主に担当しながら、広告事業、クックパッド料理教室、クックパッドベビー[1]など多くの案件に関わらせて頂いた。技術スタックや働き方が前職と全く異なっていたため最初はとても苦労した。当時の僕をオンボードしてくれたメンバーは大変だったと思う。今でもとても感謝している。 2 年目からは自分から上司に相談して海外事業に集中するためにインフラ部から海外事業部に異動した。そこからは SRE としてずっと働いてきたがプロダクト、チーム、組織が良くなることなら手当たり次第にやってきた。そのおかげもありとにかく色々な経験を積むことができた。Cookpad の海外サービスは約80カ国で展開しているため、世界中にユーザがいるからこそ発生する面白い案件にいくつも巡り会えた。一部を例に挙げると、 宗教由来のイベントに伴う長期間の高負荷への対策[2] M&A で仲間になった他社サービスのデータを既存の Production DB へ統合[3] GDPR を考慮したソフトウェア・システムの開発 AWS China をつかった中国大陸向けのシステム開発 [4] などがある。他にも案件ではないが、多国籍のメンバー[5]との開発、時差があるメンバーとの開発、世界中にユーザがいるので深夜メンテナンスが不可能だったことは自分の今後の開発を考える上で大きな経験となった。海外事業部には約 5 年間従事していたことになるが、そのうち 3 年間は Lead Engineer としてチームの構築や戦略策定もしていた。その中で採用にも大きく関与していたため、世界中のエンジニアと採用試験をする機会にも恵まれた[6]。どのくらいのペースで履歴書が届くのか、どの程度のスキルセットのエンジニアがマーケットに多くいるのか、どのようにしたら自分が採用したいエンジニアにリーチできるのか、それに合わせてどのようにチームを構築していくのか等、多くの試行錯誤をすることで様々な知見を得ることができた。 優秀なメンバーに囲まれて、毎年新しいことに挑戦できる最高の会社だった。 退職のきっかけ 家族のライフスタイルと自分のワークスタイルが合わなくなった、これに尽きる。僕は 2020 年の SRE NEXT 直後からイギリスのオフィスで働くことになっていたが、COVID-19 を理由にそれを辞めた。その間日本から時差 9 時間あるチームと働いてきた。それでも最近までは家族のライフスタイルとマッチしていたため全然問題なかった。しかし、子供が成長すると共に家族のライフスタイルが朝型になり、夜型だった今までのワークスタイルを貫くことは困難になった。 会社はすべての業務を非同期で行うこと、チームメンバーはチームの業務時間をシフトすることなど色々な提案をしてくれた。申し出は嬉しかったけど、イギリスの組織は今後は UTC±3 hours で働けるメンバーで組織を構築していく方針がある。そんな中、日本から働くメンバーに引きづられるのはどう考えてもいびつな状態だ。Lead Engineer の role を信頼できるチームメンバーに引き継いで1年半以上経過しており、また、今年の8月に組織体制の大きな変更がありエンジニアリングにおけるリーダの新旧交代もあった。タイミングを図っていたが、自分が抜けてもチームも組織も問題ないと判断したためイギリスのチームから抜ける決断をした。加えて、僕は仕事では英語を使いたいため、日本の組織で働くことは考えず新しい挑戦をするために転職をする運びとなった。

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2021-11-18 11:08:48

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